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「ハワイアンサンダルウッド」の神秘☆ _知られざる生態

サンダルウッドとハワイアンコア

サンダルウッドの木は、吸盤で寄主の根に寄生する半寄生植物。
そのため、サンダルウッドの苗木を植える際には必ず近くに植える木があります。
その名も「ハワイアンコア」。
サンダルウッドの周囲に生える弱い木は寄生によって枯れてしましますが、
とても強いコアの木は寄生されても決して枯れません。むしろ「共存」を好み、
つながった根を通じてお互いの成分を共有することができるのです。
「共存」によって双方が得られるものは大きく、
コアは病気になりにくくなり、害虫も寄せ付けなくなります。
サンダルウッド側は、コアの強い根に守られることで一層大きく成長できるのです。

また、サンダルウッドの根は半径30mにまで広がるため、 木が枯れた後に株を
取り除くと、60m四方に広がる根から30~50本の新たな芽を生やすことができます。
その芽は新たな根を降ろす必要がないため、単独で育つ場合と比べて2年も早く成熟します!

このようなサンダルウッドの習性によって、栽培を始めた7年前は荒廃していた土地が
今や青々と茂った森へと生まれ変わり、森林が回復したことで付近の降水量が
4%から12%まで上昇したことは紛れもない事実です。

ファームの管理者ウェイドさんは、需要を満たすためだけの理由で木を伐採しオイルを作る
のではなく、死んだ木のみを使用してオイルを生産しながら、同時に苗を育て植樹をしています。
つまり、サンダルウッドのライフサイクルを守りながら、森林保護活動を行っているのです。

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