【コンプラ知恵袋】
皆さまの中には、お店で洋服を物色しているときに店員から 「何かお探しでしょうか」 と声を掛けられて、「結構です」 と言ったり、逃げるようにその場を離れたりする経験をお持ちの方がいらっしゃると思います。
それは、買わされると感じたり、自分の好みが理解されず店員の言われるままに購入してしまうかもしれないと感じたりするため、店員のアプローチを避けるのが理由ではないかと思います。
人は基本的に自由が尊重され、何を選ぶか、購入是非の意思も自由にありたいと思っています。ヤング・リビングの製品を紹介するときは、お客様の自由を尊重し、押しつけやいきなりのアプローチで自由な購入意思に影響を与えることがあってはなりません。
今月はヤング・リビングをスマートに伝える方法について紹介します。
お客様に製品を紹介したいと思ったとき、アプローチから製品説明にいたるまで、相手の自由を尊重することが大切です。
相手には自分の意思で説明を受けることを決めてもらい、説明の途中で相手が気乗りしないときは説明を切り上げるぐらいのことは想定しておく必要があります。
アプローチするときは正直にヤング・リビングの製品を紹介することが目的であること、自分がヤング・リビングの会員で製品を紹介・販売する仕事をしていることを伝えなければなりません(特商法の規制)。
また、相手から質問があったときは誠意をもってお答えするようにしましょう。事前に目的を告げず、「会ったときに説明する」 と伝えるだけでは、相手が説明を受ける自由意思に影響を与えてしまいます。
また、会員と消費者とではヤング・リビングの製品知識量、経験において格差があります。
製品説明をするときは、立て板に水のごとく一方的であったり、相手からの反応が十分得られていない時に説得したりしてしまうと、相手は製品知識がないので会員の意のままにされることがあります。
説明に医薬品的効能効果の話を付け加えるとなおさらです。
特商法や薬機法が、『相手に充分理解させること』 『正しく説明すること』 を重視しているのは、会員(業者)と消費者には知識に格差があり、消費者が誤認して被害を受けやすいためです。
人は日常と異なるもの(言葉、宗教、文化など)に遭遇した時、それを差別し、排除しようとする傾向があると言われています。
それ故、ヤング・リビングのようにネットワークビジネスの話を初めて聞く消費者から違和感を持たれた、という話は、しばしば聞かれます。
エッセンシャルオイルの品質が高いことを紹介するとき、
「飲んでも大丈夫、○○に効果がある」 と伝えたり、周りの会員が 「ふんふん、そうそう」 と同調したりした時、
消費者は「この集団は何かしら?変わった方たち」 と、違和感(拒否反応)を感じることがあります。
また多くの会員が尊敬する、創業者D.ゲリー・ヤングを熱く語れば語るほど、温度差のある消費者は違和感を覚えて引いてしまうこともあります。
また、消費者の中には知人に製品を紹介・販売してお金を稼ぐなんてとんでもない、という考えの方もいます。
消費者の違和感が合理的でないとか正しくないというより、ヤング・リビングの話を聞いたとき、自分の日常性と異なるものを感じるとき消費者は違和感を持つということを想定しておくことが大切です。
リーダーの方からも 「初めてヤング・リビングを聞いたときは否定的だった」 という話をよく聞きます。消費者に違和感を持たれることを容認しつつ、寛容な態度で接することが違和感を和らげる方法の一つです。
会員が主催するSNSグループのお友達にヤング・リビングの製品を紹介したいと思ったとき、SNS上で直接相手に製品の紹介することは避けましょう。まず、ダイレクトメールで相手にヤング・リビングの製品を紹介したいこと、自分がヤング・リビングの会員で製品を販売する仕事をしていることを連絡し、まず相手が説明を受けたいという意思を確認してください。
相手の了承が取れたら直接お会いして製品紹介するか、メールで製品情報を送信しスマホや携帯電話で補足することを忘れないでください。
もし、あなたと同じようにシェアリング会員に登録して収入を得る仕事を希望されたときは、概要書面を手渡し、法律で定められたビジネスに関する重要な事項を詳しくお伝えすることが必要になりますので、説明する時間に余裕をもって充分に理解していただくことが大切です。
エッセンシャルオイルを使ったお料理のパーティーにゲストを同伴して参加することは珍しくありません。お知り合いに声をかけてパーティーに誘いヤング・リビングのエッセンシャルオイルを紹介したいと思うときは、事前にエッセンシャルオイルのお料理パーティーであり、試食しながらヤング・リビングの製品を紹介することが目的であること、自分がヤング・リビングの会員であることを相手に伝え、了承を得ておくことが必要です。
さらに、ホームパーティーに参加する人の大半が会員のときは、ゲストは会員に取り囲まれる環境になりますので、製品紹介するときに相手に威圧感を感じさせたり、誘ってくれた友達の手前、断りにくいという雰囲気を作ったりしないことが大切です。
すなわち、相手の自由な購入意思を尊重する配慮を持つことが大切です。
趣味の会に参加することが目的の方はヤング・リビングの話を聞くことは、端から想定していません。
たとえ趣味の会で親しくなった人でもヤング・リビングの製品を紹介したいときは、予め相手にヤング・リビングの製品を紹介したいことが目的で、自分がヤング・リビングの会員であり製品を紹介・販売していることを伝え、説明を聞いていただけるか相手の了承を得る必要があります。相手から了承が取れれば製品を紹介するために日程と場所を設定してください。
なお、製品を紹介したい相手の連絡先を第三者から聞きだして連絡することは個人情報保護法に抵触する恐れがありますので注意しましょう。
ヤング・リビング製品の優れた品質と、市場で競合できる製品価値を持った製品を消費者に紹介し、販売する行為だけを見れば違和感を抱かれるようなものはありません。
しかし、ヤング・リビングの特殊性、すなわち会員を勧誘して組織を構築することで収入を得る仕事について説明するときに消費者は違和感を覚えることがあります。
相手の自由意思を尊重し、正しい説明することを心掛け、寛容な気持ちをもって接することが、ヤング・ リビングのスタイルといえます。