【コンプラ知恵袋】
私たちが日常よく食べる加工食品には食品添加物が様々な目的で使用されています。今日では、一般的に使用される食品添加物の数は1000種類を超えるとも言われています。私たち消費者は添加物と聞くと体に良くない成分を含んでいるのではないかと心配しがちですが、厚生労働省はその不安を払拭するべく、食品添加物の安全性と有効性を確保するために食品衛生法を定め、様々に規制をしています。今回は食品衛生法に基づいて食品添加物の使い方をご説明します。
食品衛生法では、食品とはそれ自身をそのまま食べることができるもの又は調理することによって食べることができるものとし、薬機法で規制される医薬品や医薬部外品以外の飲食物を指します。
食品添加物とは食品を作る時に使ったり保存するために一定の目的をもって意図的に使われるものです。そのため、食品添加物は通常それ自身を食品として食べることはありません。
それでは食品添加物にはどのような種類があるのでしょうか。食品衛生法は以下の4種類を分類しています。
食品添加物は以下の目的によって使用されています。
食品衛生法では安全性確保のために使用方法に規制があります。
例)
食品添加物のヴァイタリティは、食品の香り着けのために微量(数滴)を飲食物に加えて使用します。
ただし、オイルとして微量が口に入りますが、飲食物に大量に加えたり、それ自身を飲むような使用はできません。
海外のネットや著書の中には、エッセンシャルオイルの使い方を紹介する際に飲むことによって何らかの効果が期待できるような記述が散見されますが、その大半は科学的に根拠のない情報であり、そのまま信じることは危険です。ヤング・リヴィングでは、高品質なエッセンシャルオイルの一部を食品添加物としてお届けしています。直接の飲用や大量に使用することのないよう、適量を守って食事やお飲み物の風味付けとしてお楽しみください。
一方、法律上も食品添加物を飲食物に大量に加えたりそれ自身を飲むような使用方法は食品衛生法に反します。また、飲用によって医薬品的効能効果が得られるなど広告宣伝に利用して製品を販売すると誇大広告などに相当し特商法や薬機法に違反のおそれがでてきます。
食品添加物のエッセンシャルオイル・ヴァイタリティはお料理や飲み物に数滴加え、一味違う美味しいお料理を楽しんでいただきたいと思います。