【コンプラ知恵袋】D. ゲリー・ヤングによる著書の利用方法|Compliance(コンプライアンス)

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D. ゲリー・ヤングによる著書の利用方法

ヤング・リヴィングの創立者であるD. ゲリー・ヤングの著書「エッセンシャルオイル デスクレファレンス」は、エッセンシャルオイルを勉強する人々にとってのバイブルとして親しまれています。ゲリーは長年にわたってエッセンシャルオイルに関する調査研究および開拓を続けており、効能についても多くの臨床研究を重ねてきました。そして生み出された彼独自の使用方法によって多数の人々が恩恵を受けてきました。しかし、このような素晴らしい本も利用方法によっては法律に抵触することがありますので注意が必要です。

エッセンシャルオイルを販売する際に、書籍に書かれているオイルの効能効果を第三者に説明した場合、薬機法ではそのエッセンシャルオイルが医薬品とみなされるため、「未承認医薬品」を販売したことになり違反となります。書籍にある治療効果は、日本では医薬品だけが謳うことを許されています。つまりヤング・リヴィングのエッセンシャルオイルは日本では医薬品として認められていないため、販売する際には治療効果を説明できないのです。
ゲリー・ヤングの書籍に限らず、医学的な効能効果を掲載する他の書籍、オイルに関する医学的な論文、新聞やTVで報道されるオイルの医学や治療効果の情報、オイルの効能効果を記載する体験談等々を、エッセンシャルオイル販売時に利用する場合も同じです。

フランスやベルギーのようにオイルを使って治療することが認められる国もありますが、国によって取扱いの法律が全く異なります。日本では薬機法によってエッセンシャルオイルにおける治療効果を謳うことが禁止されており、「医薬品」としては認められていません。

よく「医学的な効能効果が書かれた書籍を読むことが法律違反になりますか?」と聞かれますが、利用方法を間違わなければ問題はありません。自分でもっとエッセンシャルオイルのことを知りたい、勉強したいと思う方は多いと思います。オイルの知識があれば自分の気に入ったオイルを選択することができます。ゲリー・ヤングの書籍を読んだり、ネット検索でアロマの知識を調べたり、勉強会で情報交換することは、勉強が目的であれば法律上問題にはなりません。
ここで注意していただきたいことは、勉強で得られた効能効果情報を、エッセンシャルオイルの販売目的で利用することは絶対にしてはなりません。医学的な書籍は正しく利用することを心掛けてください。
 
 
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