ヤング・リビングのアイダホブルースプルースやアイダホグランドファーを生産している、ハイランドフラット蒸留所(アメリカ・アイダホ州)は、最新式の工業用ボイラーを導入することで、蒸留効率を飛躍的に向上させ、エッセンシャルオイル業界で最も効率的な手法を導入しました。
ボイラーの効率化による経済的なメリットもありますが、導入した真の意図は、環境への影響と適切な環境管理について、真剣に考えなければならないという、Seed to Seal®品質への取り組みにあります。
業界をリードするクレイトンインダストリー社によるサポートで、農場は旧式のボイラーシステムから迅速なオンデマンド式蒸気ボイラーに移行し、大幅な生産効率の向上を実現しました。
この改良型システムを使用すると、エッセンシャルオイルの生産量2.2ポンドごとに、燃料とエネルギーの使用量を37%節約することができます。
新型クレイトンボイラーの効率の高さから、蒸留所になんと2台設置することにしました。1台はメインボイラーとして稼働させ、2台目は生産量の増加時や、機械の故障時など、万が一の時にバックアップとして使用します。
クレイトン社の150馬力新型ボイラー技術による生産が開始されると、蒸留所の効率は急上昇し、驚くほどのエネルギー節約につながりました。
この新しいシステムは、蒸気の常時発生が不要なため、24時間365日稼働させる必要がなくなり、システムを停止することができるようになりました。
実際、クレイトン社の新型ボイラーは非常に効率的で、完全に冷えた状態から約5分でフルスチーム出力になるため、エネルギーをより戦略的に使用することができます。他のシステムでは、常時稼働が前提ということが多かったのです。
将来的には、さらにヤング・リビングの2か所の農場に新しいボイラーシステムを導入し、より一層エネルギーを節約し、環境保全の面で業界をリードし続ける計画をしています。