この1年間、米国ユタ州のネイティブアメリカン居留地に住む学生は、新型コロナウイルス感染拡大による、遠隔教育への移行によって大きな影響を受けました。
これらの学生の多くは、遠隔教育に必要なインフラが整っていない家庭に住んでおり、一部の学生は8〜18ヶ月も履修課程で遅れを取っています。
ハート・オブ・アメリカは、すべての子供たちが成功する上で必要なリソースを確保するために、学習環境を変革し、通信教育キットを配布することに注力している全米規模の非営利団体です。
D.ゲリー・ヤング、ヤング・リビング基金は、ハート・オブ・アメリカとの3段階のパートナーシップを誇りに思っています。
まず、遠隔教育への移行の過程で、ナバホ族とゴシュート族の学生が経験した授業への遅れを取り戻すため、1,000個の遠隔教育キットを提供します。
5月初旬、ヤング・リビングのグローバル本社(米国・ユタ州)に社員40名が集まり、キットを準備しました。
キットには学用品、STEM教育、年齢に応じた本、シーブス®ハンドクリアジェル、そして日が暮れた後も生徒が勉強を続けられるようにソーラーランタン(太陽光発電による手提げ提灯)も入れました。
これらのキットは、トエル教育地区、ソルトレイク都市部インディアンセンター、アネスコミュニティスクール、モンテズマ・クリーク小学校、ツェビィニジンザイ小学校、ブラフ小学校の生徒たちに届けられました。
ハート・オブ・アメリカのCEOであるジル・ヒースは、「キットを受け取る生徒たちは、ナバホ族とゴシュート族の国々に住む6万人の中でも安定した電力が整備されていない地域の学生です。ほとんどの学生はインターネットにもアクセスできない環境で暮らしています。」と話します。
このパートナーシップの第2段階として、現在電気が通っていない50軒の学生の自宅に、ソーラーパネル、Wi-Fiのアクセススポット、コンピュータ・タブレットを設置する予定です。
第3段階では、ユタ州モンテズマ・クリークにあるホワイトホース高校の教育スペースの改装を予定しています。
これらの成果を可能にしてくださった寄付者の皆様、そしてこの重要なプロジェクトの第一段階をサポートした従業員に感謝します。今後も、世界中の若者を豊かにするために、皆様と協力して活動を継続したいと考えています。